「そろそろ古い」と感じたときに確認すること
リニューアルを考えるきっかけは、たいてい「見た目が古い」という感覚から始まります。ただ、訪問者が離れる理由は見た目だけとは限りません。まず確認しておきたいのは、今のサイトで実際に何が起きているかという事実のほうです。
確認の方法は難しくありません。自分のスマートフォンでトップページを開き、表示されるまでの時間を数える。文字が読める大きさかどうかを見る。問い合わせボタンにたどり着くまで何回スクロールが必要かを数える。この3つだけでも、課題はかなり具体的になります。
そのうえで、アクセス解析が入っていれば、どのページがよく見られていて、どこで離脱しているかを見ます。数字が手元にあると、「全部作り直す」以外の選択肢も見えてきます。
作り直しを考えたほうがよい5つの状態
次のような状態が続いている場合は、部分的な手直しでは追いつかないことが多く、作り直しを含めて検討する価値があります。
- スマートフォンで表示が崩れる、文字が小さくて読めない
- 自社では文章も写真も差し替えられず、更新が何年も止まっている
- 表示に3秒以上かかり、待っている間に閉じられている可能性がある
- 掲載している事業内容や料金が、今の実態と合っていない
- 常時SSL(アドレス欄の鍵マーク)に対応しておらず、警告が表示される
目安として、2つ以上に当てはまるなら全面的な見直しを検討する段階です。逆に1つだけであれば、その部分を直すほうが早く、費用も抑えられます。
なお、「デザインが好みではない」という理由は、それだけでは判断材料になりにくい項目です。自分の好みではなく、訪問者にとって使いにくいかどうかを基準にすると、必要な作業が絞り込めます。
全面刷新と部分改修のどちらを選ぶか
判断の分かれ目は、土台となる仕組みが今も使えるかどうかです。
- 部分改修が向く場合:スマホ表示に問題がなく、更新もできる。特定のページや導線だけを直したい
- 全面刷新が向く場合:スマホに対応していない、更新の仕組みがない、ページ構成そのものが今の事業と合っていない
部分改修は費用を抑えられますが、古い仕組みの上に手を入れるため、直せる範囲には限りがあります。何度も部分改修を重ねた結果、総額が作り直しを超えてしまうこともあります。3年ほど使うことを前提に、どちらが総額で見合うかを比べておくと判断しやすくなります。
効果の測り方と時期の決め方
リニューアルには費用がかかるため、何をもって成功とするかを先に決めておきます。「問い合わせ件数」「予約数」「採用の応募数」など、数えられるものを1つか2つ選び、現在の数値を記録しておきます。比べる相手がないと、良くなったのかどうかを判断できません。
時期は、繁忙期を避けて逆算します。原稿と写真の準備に1か月前後、制作に1〜3か月かかることが多いため、公開したい月の3〜4か月前に動き出すと余裕が持てます。展示会や新サービスの開始に合わせたい場合は、さらに前倒ししておくと安心です。
あわせて決めておきたいのが、今あるページの住所(URL)をどうするかです。URLが変わる場合、旧アドレスから新アドレスへ転送する設定をしておかないと、これまで検索から来ていた流入が途切れてしまいます。「旧ページの転送はどう扱いますか」と、依頼する段階で一度確認しておくとよい項目です。
まとめ
明石でホームページのリニューアルを判断するときに、押さえておきたい点を振り返ります。
- 見た目の印象ではなく、今起きている事実から判断する
- スマホ表示・更新のしやすさ・表示速度・情報の正確さ・SSLを確認する
- 2つ以上当てはまるなら、作り直しも選択肢に入れる
- 部分改修と全面刷新は、3年程度の総額で比べる
- 成果の指標と現在値を記録し、繁忙期を避けて3〜4か月前から動く
リニューアルは目的ではなく手段です。何を良くしたいのかがはっきりしていれば、必要な作業の範囲も費用も自然と決まってきます。
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