地域名と業種で検索する人は、すでに探している段階

検索には、調べているだけの段階と、頼むところを探している段階があります。「ホームページ 作り方」で検索する人は前者ですが、「加古川 ホームページ制作」で検索する人は後者です。地域名が入っているということは、その地域で依頼できる相手を探しているということだからです。

地域名を含むキーワードは、検索する人の数そのものは多くありません。月に数十回程度ということもあります。それでも取り組む価値があるのは、検索する人の目的がはっきりしているからです。100人が調べ物として訪れるより、10人が依頼先を探して訪れるほうが、問い合わせにつながる可能性は高くなります。

もうひとつの理由は、上位に出せる見込みがあることです。「ホームページ制作」だけで戦うと全国のサイトが相手になりますが、「加古川 ホームページ制作」であれば、対象は近隣で同じ事業をしているところに絞られます。限られた人手でも続けられる範囲に収まるのが、地域を軸にしたSEOの利点です。

狙うキーワードの決め方

やみくもにページを増やす前に、どの言葉で見つけてもらいたいのかを決めます。次の3つの手順で書き出すと整理しやすくなります。

  • お客様が使う言葉を書き出す:業種名、サービス名、困りごとの言い方をそのまま集める
  • 地域名を組み合わせる:市名だけでなく、駅名・町名・隣接する市も入れる
  • 実際に検索して確かめる:どんなサイトが並ぶか、検索窓に出る候補は何かを見る

ここで大事なのは、社内で使っている呼び方ではなく、お客様が使う言葉を選ぶことです。業界では「外構工事」と呼んでいても、検索する人は「駐車場 コンクリート」と入れているかもしれません。電話で受けた問い合わせの第一声を思い出すと、実際に使われている言葉が見えてきます。

検索窓に言葉を入れたときに出てくる候補や、検索結果の下に並ぶ関連キーワードも参考になります。「加古川 ホームページ制作 費用」のように後ろに言葉が続くものは、その先の疑問まで一緒に書けばよい、という手がかりになります。

キーワードを書き出して整理する

キーワードごとにページを分ける

書き出したキーワードを、1つのページに詰め込まないことです。1ページで複数のテーマを扱うと、そのページが何について書かれたものなのかが伝わりにくくなります。基本は「1つのキーワードに1つのページ」と考えます。

たとえば工事業であれば、サービスごとのページ、対応エリアのページ、実際の施工内容を紹介するページ、といった分け方になります。トップページですべてを説明しようとせず、それぞれのページに役割を持たせるほうが、検索した人も知りたい情報にたどり着けます。

気をつけたいのは、地域名だけを差し替えた同じ内容のページを大量に作らないことです。中身が変わらないページが並んでも、読んだ人の役には立ちません。エリアごとにページを作るなら、そのエリアでの対応範囲や移動にかかる時間、実際に伺っている地域名など、そこにしか書けない内容を入れます。

SEOの基本的な仕組みから知りたい方は、SEO対策とは何かを初心者向けにわかりやすく解説もあわせてご覧ください。
スマートフォンでお店を探す利用者

地域の情報は具体的に書く

地域で探している人は、「近いかどうか」「来てもらえるかどうか」を確かめたがっています。その判断材料をページに書いておくと、検索する側にも検索エンジンにも、どの地域の事業者なのかが伝わります。

  • 住所・電話番号・営業時間:全ページから見える場所に、表記をそろえて載せる
  • 対応エリア:「近隣一帯」ではなく、市名や町名を具体的に並べる
  • 行き方や駐車場:最寄り駅からの道順、駐車できる台数
  • 現地で撮った写真:店舗の外観、スタッフ、実際の作業風景

住所や電話番号は、ホームページ、Googleビジネスプロフィール、各種の掲載サイトで表記をそろえておきます。ビル名の有無や番地の書き方が場所ごとに違うと、同じ事業者だと判断されにくくなります。

写真も、地域を伝える情報のひとつです。素材写真だけで作られたページより、実際の店舗や現場が写っているページのほうが、近くで探している人には伝わります。

Googleマップ側の対策については、店舗集客に効くMEO対策の始め方で解説しています。ホームページと合わせて取り組むと、地域での見つけてもらいやすさが高まります。

順位と問い合わせの両方で確かめる

手を入れたら、変化を確かめます。ここで順位だけを見ていると判断を誤ることがあるため、問い合わせの件数と合わせて見るようにします。

Google Search Console を登録しておくと、どんな言葉で検索されて自社のページが表示されたか、そのうち何回クリックされたかが分かります。表示はされているのにクリックされていないなら、検索結果に出るタイトルや説明文を見直します。そもそも表示されていないなら、まだページの内容が足りていない可能性があります。

結果が見えるまでには時間がかかります。ページを追加してから検索結果に反映されるまで数週間、順位が落ち着くまで3〜6か月ほどを見ておくと、途中で慌てずに済みます。焦って一度に何ページも作るより、月に1〜2ページずつでも続けるほうが、結果として積み上がります。

まとめ

地域名と業種のキーワードで見つけてもらうために、押さえておきたい点を振り返ります。

  • 地域名を含む検索は数が少なくても、依頼先を探している人が多い
  • お客様が実際に使う言葉を書き出し、地域名と組み合わせる
  • 1つのキーワードに1つのページを用意し、内容の使い回しは避ける
  • 住所・対応エリア・現地の写真など、地域が伝わる情報を具体的に載せる
  • 順位と問い合わせ件数の両方を、3〜6か月かけて見る

ローカルSEOは、一度で終わる作業ではなく、少しずつページを整えていく取り組みです。まずは自社の主力サービスひとつについて、地域名を含めたページを作るところから始めてみてください。

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