こちらから届けられる手段を持っておく
SNSの投稿は、見てもらえるかどうかが運任せです。検索は、探してくれた人にしか届きません。メールは、届け先さえ分かっていれば、こちらから送れます。
- 相手の受信箱に直接届く
- しばらく来ていない方にも届けられる
- 読まれるタイミングを選べる(配信時刻を決められる)
- SNSの仕様変更に左右されない
- 1件あたりの費用がほとんどかからない
とはいえ、送りすぎれば読まれなくなり、登録も解除されます。送る側が言いたいことではなく、受け取る側が知りたいことを送るのが前提です。
また、案内を送るには本人の同意が要ります。「お知らせをお送りしてもよいか」を必ず確かめてから登録してください。
送り先をどう集めるか
いきなり数百件は集まりません。日々の接点で少しずつ増やします。
- 会計時に一言添えて案内する
- 店頭に登録用のQRコードを置く
- ホームページの分かりやすい場所に登録欄を置く
- 予約や問い合わせのフォームに、案内希望のチェック欄を設ける
- 登録すると何が届くのかを短く書いておく
「メルマガ登録をお願いします」だけでは進みません。「季節の入荷と、ご登録の方限定の案内を月1回お送りします」のように、何が届くのかを先に伝えてください。
集めた連絡先は、他の目的に使わないこと。取得したときに伝えた目的の範囲で使うのが原則です。
頻度と中身の決め方
続かない原因のほとんどは、頻度を高く設定しすぎることです。
- 月1回から始める。慣れてから増やす
- 1通につき伝えることは1つか2つ
- 売り込みだけの回を続けない
- 季節の話題、入荷、スタッフの近況などを混ぜる
- 読み終わるまで1分程度の長さにする
内容に困ったら、店頭でよく聞かれる質問を1つ取り上げてください。「よくあるご質問」は、そのままネタになります。
配信の曜日と時間を決めておくと、書く側のリズムもできます。届く側も「そろそろ来る頃だ」と分かるようになります。
開かれる件名にする
メールは、件名だけで開くかどうかが決まります。
- 20文字前後を目安にする(スマホでは途中で切れる)
- 中身が分かる言葉を前に置く
- 店名だけの件名にしない
- 記号を多用しない
- 期限があるものは、その日付を入れる
「【○○店】10月のお知らせ」よりも、「秋の新商品が入荷しました(10/5から)」のほうが、開く理由がはっきりします。
スマホで読まれる前提で書いてください。長い前置きは読まれません。最初の2〜3行に、伝えたいことを置きます。
紙のニュースレターという選択
お客様の年齢層によっては、紙のほうが届くことがあります。
- メールアドレスを日常的に使わない方が多い業種
- 来店時に手渡しできる関係がある
- 商品や施術の説明を、手元に残してほしい
- 郵送の費用と手間が許容できる範囲か
紙とメールは、どちらかを選ぶものではありません。渡せる方には紙、遠方の方にはメール、という使い分けもできます。
どちらの場合も、次に来てもらうきっかけを1つ入れてください。期限のある案内、季節の入荷、予約の受付開始など、動く理由になるものです。
まとめ
既存のお客様への案内で押さえる点です。
- こちらから届けられる手段を1つ持っておく
- 同意を得たうえで、日々の接点で少しずつ集める
- 月1回から。1通につき伝えることは1つか2つ
- 件名は20文字前後。中身が分かる言葉を前に置く
- 紙とメールは、お客様に合わせて使い分ける
まずは、今すぐ案内を送れる相手が何人いるかを数えてみてください。ゼロなら、集める仕組みを作るところからです。
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