まず自分の目で「今どう見えているか」を確かめる
点検は、お客様と同じ入り方をするところから始めます。ブックマークから開くのではなく、検索から入ってください。自分のサイトは見慣れているため、普段の開き方では気づけないことが多くあります。
- 「会社名」で検索して、自社が一番上に出るか
- 「加古川 業種名」で検索して、どのあたりに出るか
- 検索結果に出ているタイトルと説明文が、中身と合っているか
- Googleマップの店舗情報に、正しい営業時間と電話番号が出ているか
会社名で検索しても出てこない場合は、そもそも検索エンジンに登録されていない可能性があります。ページの中身以前の問題なので、ここは先に確かめておいてください。
検索結果に出る説明文が「このサイトについて」のような初期設定のままになっていることもあります。ここはクリックするかどうかの判断材料になる部分です。見つけたら書き直しの候補に入れておきます。
スマホでの見え方を点検する
ホームページを見に来る方の多くは、スマートフォンを使っています。パソコンでは整って見えても、スマホで崩れていることがあります。必ず自分のスマホで開いてください。
- 文字が小さすぎて、指で広げないと読めない箇所がないか
- 横にはみ出して、左右にスクロールしないと読めない部分がないか
- 電話番号を押したら、そのまま発信できるか
- メニューのボタンが、指で押せる大きさか
- 開いてから表示されるまで、何秒かかるか
表示の速さは、Wi-Fiを切った状態でも確かめてください。外出先や移動中に見る方が多いため、携帯回線での速さが実態に近くなります。10秒近くかかるようなら、画像の重さが原因のことがほとんどです。
もう1つ、家族や知人に開いてもらう方法も有効です。作った本人には当たり前のことが、初めて見る人には分からない場合があります。「何の会社か分かる?」と聞くだけでも、足りない情報が見えてきます。
載っている情報が今のものか確かめる
古い情報が残ったままのページは、それだけで信用を損ないます。次の項目を順に見てください。
- 営業時間・定休日が現在のものか
- 電話番号とメールアドレスが今も使えるか
- 料金やメニューが、今の金額と合っているか
- 取り扱っていないサービスが残っていないか
- 「新着情報」の最後の更新がいつか
- 年号や「今年の」といった表現が、古いままになっていないか
特に見落とされやすいのが、問い合わせ先のメールアドレスです。実際にフォームから送信してみて、ちゃんと届くかを確かめてください。数年前から届いていなかった、という例は珍しくありません。
更新が止まっていること自体は、大きな問題ではありません。ただ、最後のお知らせが3年前の日付で止まっていると、営業しているかどうかを疑われます。日付が入る場所は、出すか消すかを決めておいたほうが安全です。
問い合わせまでの道すじをたどってみる
次は、お客様になったつもりでトップページから問い合わせまで進んでみます。何回押したらたどり着けるかを数えてください。
- トップページに、電話番号か問い合わせ先がすぐ目に入るか
- サービスの説明を読んだ直後に、問い合わせる場所があるか
- 入力する項目が多すぎないか(必須は名前と連絡先と用件で足りる)
- 送信したあとに、受け付けた旨の表示が出るか
- 営業時間外に見た人のために、返信の目安が書いてあるか
3回以上押さないと問い合わせ先にたどり着けないなら、途中で離れている方がいると考えられます。ページの下だけでなく、説明を読み終えた位置にも連絡先を置いてみてください。
価格の記載も確かめます。まったく載っていない場合、相場が分からない方は問い合わせをためらいます。正確な金額が出せなくても、「◯万円から」「規模により変動」といった目安があるだけで違います。
数字と検索結果で裏を取る
目で見た印象に、数字を足して確かめます。無料で使える道具で十分です。
- アクセス解析:月に何人見ているか、どのページが見られているか
- どこから来ているか:検索、SNS、直接入力、他サイトからの割合
- 離脱の多いページ:見た人がそこで帰ってしまっているページ
- スマホとパソコンの割合:どちらの見え方を優先すべきかの判断材料
- Googleビジネスプロフィール:検索された回数、電話やルート検索の件数
解析が入っていない場合は、この機会に設定しておいてください。数字が無いと、直したあとに良くなったのかどうかが分かりません。
ここまでの点検で出てきた項目を、紙に書き出します。そのうえで「すぐ直せること」と「作り直しが必要なこと」に分けてください。営業時間の修正や電話番号のリンク化は前者です。全体の構成やスマホ対応は後者になります。前者から手をつけるだけでも、問い合わせが動くことがあります。
まとめ
自社サイトの点検手順を振り返ります。
- ブックマークではなく検索から入り、お客様と同じ見え方を確かめる
- スマホで開き、文字の大きさ・はみ出し・表示の速さを見る
- 営業時間、料金、メールアドレスが今のものか確かめる
- 問い合わせまで何回押すか、価格の目安があるかをたどる
- アクセス解析とGoogleビジネスプロフィールの数字で裏を取る
まずは自分のスマホで、検索から自社のページを開いてみてください。そこで感じた引っかかりが、そのまま改善点の候補になります。
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