最初に扱う商品を絞る

通販を始めるとき、店頭の商品を全部載せる必要はありません。まずは数点に絞ると、準備も運用も楽になります。

  • 日持ちがして、常温で送れるもの
  • 壊れにくく、梱包しやすいもの
  • 定番で、説明が少なくて済むもの
  • 遠方から問い合わせを受けたことがあるもの
  • 贈り物としてまとめやすいもの

醤油やそうめんは、常温で日持ちするものが多く、通販に向いた商品です。一方で、瓶入りの商品は割れないように梱包する手間がかかります。最初は扱いやすいものから始め、慣れてから品数を増やしてください。

送料を含めた価格で売れるかどうかも、最初に確かめておきます。重い商品や瓶入りの商品は送料がかさむため、セットにしてまとめて買いやすくする工夫も考えられます。

通販の価格を店頭と同じにするか、送料を別にするかも決めておきます。店頭に来てくださるお客様との間で不公平感が出ないよう、考え方をそろえておくと安心です。

産地の背景と作り手を伝える

同じような商品は、ほかの産地からも手に入ります。選んでもらうには、たつので作られている理由と、作り手の顔が見えることが大事です。

  • 揖保川の水など、使っている素材の話
  • 創業からの歩みと、守ってきた作り方
  • 仕込みや製造の工程の写真
  • 作り手の顔と、仕事へのこだわり
  • おすすめの食べ方や使い方

うすくち醤油は色が淡いだけで、塩分が控えめなわけではありません。こうした、知っていると料理に役立つ話は、作り手から聞くからこそ信頼されます。

城下町の町並みや蔵の写真も、産地の雰囲気を伝える材料になります。商品だけでなく作っている場所を見せることで、「この土地のものを取り寄せたい」という気持ちにつながります。

料理への使い方を紹介するページは、検索から見つけてもらう入口にもなります。「うすくち醤油 使い方」「そうめん アレンジ」のように調べる人は多くいます。そのページから商品へつなげておけば、商品を知らなかった人にも届きます。

通販用に商品を撮影する

食品ならではの表示と配送を整える

食品の通販では、店頭以上に表示と配送の情報が大事になります。

  • 原材料、内容量、賞味期限の目安、保存方法
  • アレルギーの原因となる食品の表示
  • 配送方法(常温・冷蔵)と、お届けまでの日数
  • 送料と、送料が無料になる条件
  • 割れ物の梱包について

食品の表示には決まりがあります。商品のラベルに書いている内容を、ホームページにも同じように載せてください。分からない点は、保健所などの窓口や専門家に確かめてから載せるのが安心です。

賞味期限が近い商品を送らないよう、在庫の管理も欠かせません。製造日の古いものから順に発送するなど、店の中での決まりを作っておいてください。

写真は、商品そのものに加えて、料理に使った姿も載せると、届いたあとの使い方が想像しやすくなります。明るい場所で、背景を整えて撮るだけでも印象は変わります。

贈り物の需要に備える

地場産品は、自分用よりも贈り物として選ばれることが多くあります。

  • お中元・お歳暮の時期に合わせた詰め合わせ
  • のしや包装、メッセージカードへの対応
  • 送り先を複数指定できるか
  • 予算別のセット(3,000円、5,000円など)
  • 贈り物の時期の受付締め切り

贈り物の時期は、注文が短い期間に集中します。受付の締め切りと発送の目安を早めに案内しておくと、問い合わせへの対応も楽になります。

贈り物の注文では、送り主と受け取る方の両方の名前と住所が必要です。注文のフォームに贈り物用の入力欄を用意しておくと、書き間違いや確認の手間が減ります。

贈り物を受け取った方が、次は自分で注文してくださることもあります。同梱するチラシに、ホームページの案内やQRコードを入れておいてください。

注文された商品を発送する

注文から発送までの流れを決めておく

通販は、注文を受けてからのやり取りが続きます。最初に流れを決めておくと、慌てずに済みます。

  • 注文の確認メールを自動で送る
  • 支払い方法(カード、振込、代金引換など)を決める
  • 発送の連絡と、配送状況を確かめる番号の案内
  • 問い合わせへの返信の目安
  • 返品・交換の条件

注文が少ないうちは、手作業でも回ります。ただ、繁忙期と重なると負担が増えるため、どこまで自分たちで対応するかを決めておいてください。最初の注文が入ったら、梱包の手順とかかった時間を記録しておくと、次からの準備が早くなります。

通販の仕組みは、ホームページに組み込む方法と、ネットショップのサービスを使う方法があります。商品の数や、かけられる手間に合わせて選んでください。

たつの市でのホームページ制作については、たつの市のホームページ制作のページでもご案内しています。

まとめ

たつの市の地場産品の事業者が通販を始めるときに押さえる点です。

  • 最初は、日持ちして送りやすい定番品を数点に絞る
  • 産地の背景と作り手の顔、使い方を伝える
  • 原材料・賞味期限・保存方法などの表示と配送の条件を整える
  • 贈り物の時期に合わせたセットと締め切りを用意する
  • 注文から発送までの流れを先に決めておく

まずは、遠方のお客様から問い合わせを受けたことのある商品を1つ選び、その商品のページを作るところから始めてみてください。

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