「播州織」と「自社」の両方を伝える

播州織を知らない人には産地の説明が、知っている人には自社ならではの違いが必要です。

  • 播州織とは何か(先染め、肌ざわり、200年以上の歴史)を短く
  • 自社がどの工程を担っているか(染め、織り、仕上げ、縫製)
  • 自社が得意とする織り方や柄
  • どんな製品に使われてきたか
  • 自社ブランドを始めた理由

産地の説明は1段落で十分です。読む人が本当に知りたいのは、「この工房の生地は、ほかと何が違うのか」です。

注文を受けて織ってきた実績は、取引先の了解がなければ社名を出せないことが多いはずです。その場合は「国内のアパレルブランド向けにシャツ地を製造」のように、業種や用途で書けば伝わります。

自社ブランドを始めた理由は、読む人の共感を生みやすい部分です。「自分たちの生地を、自分たちの名前で届けたかった」といった素直な言葉が、ブランドへの信頼につながります。

先染めと工程の魅力を見せる

播州織の特徴である先染めは、言葉だけでは伝わりにくい魅力です。

  • 染めた糸が並ぶ写真
  • 織機が動く様子(短い動画も有効)
  • 糸から生地になるまでの工程を順番に
  • 後染めとの違いを、色の深みや風合いで説明する
  • 職人の手元と、仕事へのこだわり

色とりどりの糸が並ぶ写真は、それだけで目を引きます。工程の写真は、整理された現場で、明るい時間に撮ってください。

専門用語は、使うなら説明を添えます。糸の太さや織りの密度を表す言葉は、生地を選ぶ企業には大事な情報ですが、一般のお客様には伝わりません。読む相手によって、説明の深さを変えてください。

工程を紹介するページは、工房見学や体験の案内にもつなげられます。実際に見てもらう機会があることを書いておくと、関心を持った人が一歩踏み出すきっかけになります。

色とりどりに並ぶ糸

製品写真で手ざわりを伝える

生地や布製品は、触れない分、写真が判断材料のほとんどになります。

  • 生地のアップで、織り目と質感が分かる写真
  • 製品を実際に使っている場面の写真
  • 色が変わらないよう、自然光で撮る
  • 色違いを並べた写真
  • 実物に近い色かどうかを、画面で確かめる

色の再現は特に大事です。届いた製品の色が写真と違うと、返品や不満につながります。「画面によって色の見え方が異なります」という注意書きも添えてください。

素材・サイズ・洗濯の方法は、写真の近くにまとめて書きます。購入の前に確かめたい情報です。

衣類であれば、サイズ表を分かりやすく載せてください。着丈や身幅などの寸法が数字で分かると、試着のできない通販でも選びやすくなります。モデルの身長と着用サイズを添えるのも有効です。

取引先と個人のお客様の窓口を分ける

工房やメーカーのホームページには、生地を探す企業と、製品を買いたい個人の両方が訪れます。

  • 生地の取引・製造の相談窓口(ロット、納期、見本の請求)
  • 個人向けの製品の販売、取扱店の案内
  • それぞれの入口をトップページで分ける
  • 工房見学や体験の受付(行っている場合)

企業向けには、対応できるロットや納期の目安、生地見本の請求方法を書いておくと、話が早く進みます。個人向けには、購入の方法と、実物を見られる場所を案内します。

法人向けの問い合わせフォームには、用途や希望の数量を書いてもらう欄を用意しておくと、返信までの確認の手間が減ります。

入口が混ざっていると、どちらの人も自分向けの情報を探しにくくなります。トップページの早い段階で「法人のお客様」「個人のお客様」と分けるだけでも、迷いが減ります。

法人からの問い合わせを増やす考え方は、BtoB企業がホームページから引き合いを増やすための情報の出し方で解説しています。
先染めの生地で作った製品

販売と問い合わせへの導線

自社ブランドの製品は、ホームページから直接購入できるようにする方法と、取扱店やイベントへ案内する方法があります。

  • 通販は、定番の製品から少数で始める
  • 取扱店や、出店するイベント・展示会の予定を載せる
  • ギフト対応や名入れの有無を書く
  • 問い合わせへの返信の目安を書く
  • SNSと連携し、新作や工房の日常を発信する

実物を手に取れる機会は、生地の良さが最も伝わる場です。イベントや展示会に出店する予定は、早めにホームページで案内してください。

通販を始めるときは、在庫の数と、注文から発送までの日数を決めておいてください。少量生産の製品では、売り切れや入荷待ちの案内も大事です。次の入荷の目安を書いておけば、待ってくださるお客様もいます。

ブランドの考え方やものづくりへの思いは、製品と一緒に読まれることで価値が伝わります。製品ページの近くに、作り手の言葉を短く添えてください。

西脇市でのホームページ制作については、西脇のホームページ制作のページでもご案内しています。

まとめ

西脇市の播州織の工房・メーカーのホームページで押さえる点です。

  • 産地の説明は短く、自社ならではの違いを中心に
  • 先染めと工程は、糸や織機の写真で見せる
  • 製品写真は自然光で、色の再現に気をつける
  • 法人と個人の入口を分ける
  • 通販は少数から。実物に触れられる機会も案内する

まずは、自社の生地が「ほかと何が違うのか」を一言で書き出してみてください。その一言が、ホームページ全体の軸になります。

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