拠点ごとに別々の情報として扱われる

Googleビジネスプロフィールは、店舗や営業所ごとに登録します。お客様は「近くの店」を探しているので、実際に行ける場所が1件ずつ出てくる必要があるためです。

登録できるのは、次の条件にあてはまる拠点です。

  • お客様が直接訪れることができる場所がある
  • その場所に、営業時間中スタッフがいる
  • 看板など、その場所で営業していることが分かる表示がある

倉庫だけの拠点や、人がいない事務所を店舗として登録するのは避けてください。実態と違う登録は、情報が取り消される可能性があります。訪問だけで対応する事業の場合は、対応できる範囲を設定する形になります。

拠点ごとに分けると、口コミも営業時間も店舗ごとに付きます。手間は増えますが、近くの店を探している方に届くようになります。

登録する前に決めておくこと

拠点が増えてから統一するのは大変です。最初に形を決めておいてください。

1. 店名の付け方。「屋号 + 店舗名」で統一します。「◯◯商会 加古川店」「◯◯商会 姫路店」という形です。ここに「格安」「地域No.1」といった宣伝の言葉を足すのは避けてください。実際の看板に書かれている名前と合わせるのが原則です。

2. 誰が管理するか。本部でまとめて見るのか、店舗ごとに担当を置くのか。多いのは、本部が全体を見て、口コミの返信と写真の追加だけ各店に任せる形です。

3. 更新のルール。営業時間の変更、臨時休業、年末年始の対応を誰がいつ入れるかを決めます。ここが決まっていないと、店によって情報の鮮度が変わります。

4. 統一する項目と、店舗ごとに変える項目。業種の分類やカテゴリは統一し、写真や紹介文は店舗ごとに変える、といった線引きです。

店舗の運営を担当するスタッフ

店舗ごとに差をつけて書く場所

同じ文章をすべての店舗に貼り付けると、どの店も同じに見えます。店舗を選ぶ理由が伝わりません。次の項目は、店舗ごとに書き分けてください。

  • 写真:その店の外観、店内、駐車場。使い回さない
  • 紹介文:立地、最寄り駅、目印になる建物
  • 営業時間:店舗で違うなら、そのとおりに
  • 駐車場:台数、位置
  • 扱っているもの:店舗限定のサービスや取り扱いがあれば
  • スタッフ:店長やスタッフの紹介があれば、なお良い

特に写真は差が出ます。実際にその店を撮った写真があると、来る前に雰囲気が伝わります。他店の写真を使い回すと、行ってみたら違ったという印象につながります。

ホームページ側にも、店舗ごとのページを用意しておいてください。地図、写真、営業時間、電話番号を載せたページを作り、Googleビジネスプロフィールからそのページへリンクします。トップページに全店をまとめてリンクすると、探している店にたどり着きにくくなります。

基本的な設定と考え方は、加古川でGoogleビジネスプロフィールを集客に活かす方法で解説しています。
パソコンで店舗ごとの数字を確認する

まとめて管理する仕組みを使う

店舗の数が増えると、1件ずつ開いて直すのが負担になります。Googleビジネスプロフィールには、複数の拠点をまとめて扱う仕組みがあります。

  • 複数拠点をグループにまとめて、一覧で管理する
  • 店舗ごとに、権限を分けて担当者を招待する
  • 営業時間や属性を、一括で更新する
  • 各店の表示回数や電話の件数を、まとめて見る

権限は、本部が全体の管理者、各店の担当は自分の店だけ、という形に分けておくと安全です。担当者が退職したときに権限を外す手順も、決めておいてください。

拠点の情報をまとめた一覧表を、社内に1つ持っておくことをおすすめします。住所、電話番号、営業時間、担当者を並べた表です。Googleビジネスプロフィール、ホームページ、各種の地図アプリで情報がずれていないか、これを基準に確かめられます。

情報がずれているときの直し方は、Googleマップの店舗情報が間違っているときの確認と修正の手順で解説しています。

口コミと投稿を店舗ごとに回す

口コミは店舗ごとに付きます。本部でまとめて返そうとすると、その店の事情が分からないまま定型文になりがちです。

  • 返信は、その店の担当が書く(本部は文面の型だけ用意する)
  • すべて同じ文面にしない。店名や内容に触れる一文を入れる
  • 気になる評価にも、落ち着いて短く返す
  • 返信までの日数の目安を決めておく(3日以内など)

投稿も同様です。全店共通のお知らせは本部が用意し、それに各店が一言足す形にすると、手間をかけずに店ごとの違いが出ます。

月に一度、全店の数字を並べて見てください。表示回数、電話、ルート検索の件数を店舗ごとに比べると、情報が足りていない店が見つかります。写真が少ない、営業時間が古い、といった単純な理由であることがほとんどです。

まとめ

複数店舗のGoogleビジネスプロフィール運用の要点です。

  • 拠点ごとに登録する。人がいて、お客様が訪問できる場所が対象
  • 店名の付け方・管理者・更新ルールを、増える前に決めておく
  • 写真と紹介文は店舗ごとに用意し、使い回さない
  • グループ管理と権限分けで、負担を減らす
  • 口コミの返信は店舗の担当が書き、月に一度は全店の数字を比べる

まずは全拠点の住所・電話番号・営業時間・担当者を1枚の表にまとめてみてください。ずれている情報が、その場で見つかります。

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