準備を始めるのは開業の3か月前が目安
ホームページは、打ち合わせから公開まで1か月半から2か月ほどかかるのが一般的です。写真の撮影や原稿づくりに時間がかかると、さらに延びます。開業に間に合わせるなら、3か月前には相談を始めておくと余裕が持てます。
おおまかな流れは次のとおりです。
- 3か月前:相談・見積もり、載せる内容と予算を決める
- 2か月前:構成とデザインを決める、原稿を書き始める
- 1か月半前:店内や商品の写真を撮る(内装が仕上がってから)
- 1か月前:ページを作り込み、開業日の告知を出す
- 2週間前:公開。Googleビジネスプロフィールも登録しておく
ここで詰まりやすいのが写真です。内装が仕上がるまで店内は撮れないため、撮影日は工事の日程と合わせて先に押さえておきます。厨房機器や什器が入る前の日程を組んでしまうと、撮り直しになります。
間に合わない場合でも、開業日と場所、連絡先だけの1ページを先に公開しておく方法があります。検索したときに何も出てこない状態を避けられ、後から中身を足していけます。
作る前に決めておく5つのこと
開業準備は決めることが多く、ホームページの打ち合わせで話が止まりがちです。次の5点を先に固めておくと、進みが早くなります。
1. 誰に来てほしいか。「加古川市内の30〜40代の家族連れ」「近隣の工場からの小口の注文」など、具体的に決めます。ここが曖昧だと、載せる内容も言葉づかいも決まりません。
2. 何で選んでもらうか。価格なのか、扱っているものなのか、営業時間なのか、立地なのか。ひとつに絞る必要はありませんが、最初に伝えることを決めておきます。
3. 予約や注文をどう受けるか。電話だけか、フォームやネット予約も置くか。ここが決まると、必要なページが見えてきます。
4. 開業時点で確定している情報。屋号、住所、電話番号、営業時間、定休日、駐車場の有無。1つでも未定があると公開が止まるので、早めに確定させます。
5. 誰が更新するか。自分で直すのか、制作会社に頼むのか。自分で更新したいなら、その前提で作ってもらいます。
予算も先に決めておいてください。開業時は設備や仕入れに費用がかかるため、初期費用を抑えて月額で払う形を選ぶ方法もあります。
最初のホームページに載せる内容
開業時点では、ページ数を増やす必要はありません。次の内容があれば形になります。
- トップページ:何の店・会社か、どこにあるか、いつ開くか
- 商品やサービスの紹介:内容と価格の目安
- 店舗情報:住所、地図、駐車場、営業時間、定休日、電話番号
- 自己紹介:開業に至った経緯、どんな人がやっているか
- お問い合わせ:電話、フォーム、予約の受け方
価格は、出せる範囲で載せておくほうが問い合わせは増えます。「要相談」だけだと、連絡する前に候補から外れます。メニューが多い場合は、代表的なものと価格帯だけでも構いません。
初めての店は、お客様にとって様子が分からない場所です。誰がやっているのかが分かる自己紹介は、それだけで安心材料になります。開業までの経緯を数行書くだけでも、印象は変わります。
駐車場の有無は、加古川では必ず書いてください。車で移動する人が多い地域です。「何台分」「店の前」「近くのコインパーキング」まで書いてあると、迷わず来られます。
開業前からできる集客の準備
ホームページを公開しても、すぐに検索で見つかるわけではありません。開業前の時間を使って、次のことを進めておきます。
- Googleビジネスプロフィールの登録:地図に出るまで時間がかかるため、早めに
- SNSのアカウント開設:準備の様子を少しずつ投稿しておく
- 開業日の告知:ホームページとSNSの両方に出す
- 近隣へのあいさつ:チラシやショップカードにホームページのQRコードを載せる
- 知人への連絡:最初のお客様になってくれる可能性が高い
Googleビジネスプロフィールは、登録してから確認のはがきが届くまでに日数がかかります。開店直後に「地図に出ていない」と困らないよう、1か月前には手続きを始めておいてください。
準備中の様子を投稿しておくのも効果があります。内装が進む過程や、商品を試作している写真は、開く前から興味を持ってもらえる材料です。完成した姿だけを出すより、待っている人が増えます。
開業してから手を入れる場所
公開したら終わりではありません。開業後の数か月は、実際のお客様の反応を見ながら直していく時期です。
- よく聞かれる質問を、そのままページに書き足す
- 実際に出した商品やサービスの写真に差し替える
- 営業時間や定休日が変わったら、その日のうちに直す
- 混み合う時間帯や予約の取り方など、来る前に知りたいことを足す
- Googleの口コミが付き始めたら、返信する
特に「よく聞かれた質問」は、そのまま載せる価値があります。電話で同じことを何度も説明しているなら、それは書いておくべき情報です。問い合わせの手間も減ります。
開業前に用意した写真は、どうしても物が少なく見えます。営業を始めて3か月ほど経ったら、実際の様子を撮り直すと雰囲気が伝わるようになります。
まとめ
開業時のホームページ準備を振り返ります。
- 相談は開業の3か月前から。写真の撮影日は工事の日程と合わせて押さえる
- 来てほしい相手・選ばれる理由・予約の受け方・確定情報・更新担当を先に決める
- 最初は5つの内容があれば十分。価格と駐車場は必ず載せる
- Googleビジネスプロフィールは1か月前に登録を始める
- 開業後はよく聞かれた質問と実際の写真を足していく
まずは、開業日から逆算した予定表に「ホームページ相談」と「写真撮影」の2つを書き込んでみてください。この2つの日程が決まれば、あとは順番に進みます。
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